青少年育成委員会

 新型コロナウイルス感染症は、我々に何を教えてくれたのか。

 WITHコロナ時代において、我々は何を守り、何を捨て、どう生きていくべきなのか。当たり前を奪われ、多岐に亘る制限をかけられた子ども達は時代の潮流に流されるように生きづらさを感じています。青少年は成長していく過程で、このような周囲の環境による影響を受けやすい為、自ずと挑戦する心を失っているのではないかと危惧します。

 このような時だからこそ、我々、(公社)新居浜青年会議所がワンチームとなり、子ども達の学ぶ、育つ、そして挑戦する心を守り育て、新しい時代を切り開いていく必要があるのではないでしょうか。本市の礎を築いた住友企業群は挑戦を重ねる中で成長されてきました。第二代住友総理事である伊庭貞剛氏は企業の社会的責任の先駆者であり、日本の貿易や近代化に大きく寄与され、広く世界に視野をもち挑戦し続けました。伊庭氏の言葉の1つに『事業進歩発展に最も害するものは、青年の過失ではなくして、老人の跋扈である』というものがあります。すなわち、失敗を恐れず、何にでも何度でも挑戦することが大切であり、先ずは我々メンバー全員が熱く挑戦をし、互いの挑戦を認め合い、理解し合うことにより、子ども達にその姿を見せる必要があります。

 挑戦する心を育む為には、自らの価値や存在意義を肯定する自己肯定感を高めることが必要と考えます。更には自らの価値や存在意義を肯定でき、自らの存在意義を認めることが出来てこそ、人の思いや考えを温かく受け入れるとともに、失敗を恐れずに、新しいを力に挑戦する心を育むことが出来ます。自己肯定感を高める為には惜しみない愛情と、かけがえのない体験が必要であると考えます。青少年が成長する過程でこの2つを大切にすることで、より多くの喜びや自信が生まれ、自己肯定感を高めることができます。

 そこで青少年育成委員会では過去に行われてきた育成事業に敬意と感謝を込め、その経験とノウハウを生かすとともに熱き挑戦を交え感動を共有し、子ども達の自己肯定感を高め、挑戦し団結する心を育むことにより「にいはま」を好きになってもらい、いつまでも地域を愛する心を醸成し、さらに成長を促す事業を行います。

 この事業に携わった青少年が将来、人との交流や友情を深め、人との繋がりを大切にし、新しい時代を切り開く心を持った大人へと立派に成長を遂げ、地域社会で活躍することにより、我々とともに『明るい豊かな社会』を実現する思いを次代に繋げていけるよう当委員会は活動します。

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